2009/08/03
「人事部」のとるべきスタンス
今後の 人事部のとるべきスタンス
社内における 人事部の立ち位置とは
インターネットのグーグル地図では,アングルを自由に変えて俯瞰(ふかん)できますね。では、「社内地図」を見渡したとき,人事部はどんな姿にみえているのでしょうか?お考えになったことがありますか?
人事部奥の院
何をしているのか人事部の中や内情は外からうかがい知れず、何か異動を決める絶対権限をもっているだとか、人事評価の結果を左右する情報をもっていて、あまり近づきたくない、とかという印象が人事部にはつきまといます。人事に秘密はつきものですし。
人事と戦略
人事部が戦略実現のためにあるというのなら,もはや従業員のほうを向いていないとみられそうですね。しかし,それは違います。戦略人事は,「すべからく従業員に快適に楽しくエネルギッシュに働く環境を用意しないと生産性が下がるから,だから従業員福祉や労務コンプライアンスのレベルアップに価値があるのだ」,と合目的的に考えます。
そればかりではありません。『社内顧客』の満足度を上げるよう努力するサービス部門として人事部を位置付け,その方向を向いていない人事部やサービスの効果が上がらない人事部は評価が低下するのです。
このように、新しい人事部の働きや機能が社内で広く認知されていくと、奥の院どころか、現場に近いサポート部門として親近感どころか、人事部と現場との連携ということが強く意識されていくことでしょう。